合コンわらしべ長者 ~30歳からのオトナ合コン~

どこにでもいる普通の男が、合コン1000回で得たものとは?

「合コン慣れ」「女性慣れ」、その先にあるもの

仕事でもプライベートでも、何かを始めるとき、よく耳にするのが

 「習うより慣れろ」

 本や人から学ぶよりも、実際に自分でやってみることで、その練習や経験を重ねたほうが覚えが早く、そして上達も早い、という意味のことわざです。

 

合コンにおいても「慣れ」は合コン成功のカギを握る大きな武器の一つ、のはずなのですが、実際のところ、「合コン慣れ」「女性慣れ」を自負している男性の多くは、女性ウケがあまりよくありません。

 

「慣れ」という武器を持ちながら、なぜそんなことになるのか?

 

合コン慣れ、女性慣れしていることを自負している男性の中には「こうすればうまくいく。こういう会話をすれば盛り上がる」といった、自分の合コン経験から導き出した「合コンマニュアル」を持っている人が多く、そのマニュアルを妄信しがちです。

その結果、目の前で起きている合コンの状況や、相手女性の気持ちが見えていないので、的外れなことをしたり言ったりして、女性たちを引かせてしまったり、怒らせてしまい、場の空気を壊してしまうんです。

そんな男性は、明らかに合コンが盛り上がらなかった場合、合コン後に必ずこう言います。

 

「今日の合コン、ハズレだったな」

 

自分で合コンを台無しにしておいて、反省ゼロ。というより、そもそも自分が悪いとは思っていません。

「慣れ」という武器を活かせないどころか、皮肉にも「慣れ」がネックになってしまっていることにも気づけない。

合コン慣れ、女性慣れしていると自負する男性の多くが見せる、自身の経験と知識を過信した「自分は合コン巧者」「恋愛にも精通している」とばかりのドヤ顔は見ていて滑稽であり、哀れです。

 

「慣れ」というのは、多少の馴染みがあるということにすぎず、合コンや女性についてのすべてをマスターしているというわけではないんです。

なのに、ちょっとかじっただけで、自分はすべて「わかってる」みたいに思っている男性は多い。

 

たしかに、慣れによって得た経験則は、貴重で価値あるものかもしれません。しかし、必ずしも、その知識が万能ではないということを認識しておくことも必要です。

 

「慣れ」を過信すれば、それは「慢心」となり、やがては「驕り」に繋がります。


よく、男女の性質の違いとして、男性は「競争」、女性は「協調」の中で生きていると言われますが、そうしたことも少なからず、多くの男性が「慣れ」をこじらせる原因の一つになっているのかもしれません。

他の男には負けたくない、他の男よりも優位に立ちたい、そして誰よりもモテたい、という思いが強ければ強いほど、自分を大きく見せようとする。

知らないことや慣れていないことがあることは恥ずかしいこと、と勘違いし、どんなことも知ったかぶる。

仕事なら「1を聞いて10を知る」は効果的ですが、合コンや女性について同じことをしようとするとたいていは失敗します。

 

合コンも女性も、一寸先は闇。
多少は合コンや女性に慣れてる、その程度の男性の予測など、ほとんど当てになりません。

だからこそ、合コンでは常にその場の状況を見て、そして相手女性の態度や言動を観察しながら「10を聞いて1を知る」ぐらいの気持ちで臨むべきなのです。

 

無知の知、という言葉があります。

知識を得れば得るほど、知識の幅広さや奥深さを知り、自分がいかに何もわかっていないかを自覚する。

 

今日という日が二度とないように、「今日の合コン」は二度とありません。
もちろん、全く同じメンバーで再度合コンを開催することはできます。

しかし、全く同じ合コンにはならないんです。

その日のみんなの体調だったり、気分ひとつで、合コンは楽しくなることもあれば、つまらなくなることもある。

その日、仕事で大きなミスをしたメンバーは気分が落ちてるかもしれない、あるいは同僚とケンカしてイライラしているかもしれない。

そういう空気を察して、気持ちに寄り添える男性もいれば、その気持ちを逆なでしてしまう男性もいる。


勘違い、思い違いをしている男性も多いのですが、合コンはルーティンや惰性でできるものではありません。

 

相手が違えば、場の雰囲気も反応も違います。
ほどよい緊張感をもって、目の前の合コンの雰囲気を感じつつ、目の前の女性たちとの会話を積み重ねていく。

そうして「みんなで楽しめる合コン」を重ね、一人でも多くの女性から「楽しかった」と言ってもらえるようになれば、間違いなく合コンの回数は増え、必然的にあなたの合コンスキルも磨かれるでしょう。

 

そしてもし、合コンそして女性に「多少」慣れてきたかもしれない・・・そう感じたら、その次にするべきことは?

 

この記事の最初のくだりを思い出してください。

「習うより慣れろ」という言葉がありましたよね?

慣れてきたのなら、次は「習うこと」です。

どんなことも、そのことに慣れてきて、さらなる高みを目指したいのなら、その道のベテラン、プロに学ぶのが一番です。

 

合コンの場合は、そこで出会う女性たちが、まさに「生きた教材」です。

目の前の相手から学びを得ようとする姿勢、それは図らずも謙虚でひたむきな態度となり、相手への敬意と尊敬に繋がるはず。

そして、その紳士的な態度が、女性たちへの印象をよりよく「いい感じ」に仕上げてくれるでしょう。


今や時代は「3高(高身長、高学歴、高収入)」ではなく「4低(低姿勢、低依存、低リスク、低燃費)」。

 

年を重ねれば重ねるほど、威張ることに「慣れ」ていく、紳士のカケラも感じられないオジサンにはならないよう、みなさんくれぐれもご注意ください。

 

「慣れ」るべきは「威張る」ことではなく、すべてに「謙虚であること」です。

 

「実るほどこうべを垂れる稲穂かな」

謙虚なオトナ、それはきっとあなたが想像している以上にモテます。