合コンわらしべ長者 ~30歳からのオトナ合コン~

どこにでもいる普通の男が、合コン1000回で得たものとは?

合コンでのお会計、「奢(おご)り」が「驕(おご)り」になることも

合コンでのお会計、みなさんはどうしていますか?

いわゆる「奢り(以下オゴり)」か「割り勘(以下ワリカン)」か?

 

私が幹事の場合は、ごく一部の例外を除いて「ワリカン」です。

ただし、男女完全なワリカンではなく、女性の支払い上限額は3000円と決めています。

 

オゴったほうが女性ウケがいいんじゃないの?と思われた方、確かにその通りです。

 

では、その場でオゴったとします。

しかし、問題はその先です。

 

合コンに参加した男性メンバーが、後日、合コンで気に入った女性をデートに誘ったとします。

 男性から誘っているわけですし、最初のデートでは男性がオゴるべき、というのは、世間的には常識といっていいでしょう。しかも、最初の合コンでオゴっているわけですから、なおさら次のデートで「今日はワリカンで」というわけにもいきません。

 

合コンでオゴり、最初のデートでオゴった。となると、それ以降も当たり前のように、男性が女性にオゴる流れが出来てしまいます。暗黙の了解的に「デートはオゴり前提」になるということです。

 もちろん、女性の中には「ここは、ワリカンにしようよ」とか「ここは私が出すよ」と提案してくれる方もいますが、そこで「じゃ、ワリカンで」とか「じゃ、ここはご馳走さま」と素直に言える男性は少ないでしょう。

 前提として嫌われたくない気持ちがありますし、女性とのワリカンや女性にオゴられることを受け容れるのは「カッコ悪いんじゃないか」「ケチだと思われるんじゃないか」という思いがよぎります。

 男ってやっぱり、カッコつけたいですし、ケチだと思われたくはないですからね。

 

この一連の会計問題の元凶ともいえるのが、最初の合コンでの「オゴり」なのです。

そのことを踏まえ、私が敢えて、合コンでの「ワリカン」をマストだと考えている理由をお話しします。

 

合コンが終わり、伝票を見ます。

仮に、その日の合コンが4対4の8人で、お会計が36000円だったとします。

男女を1組とし、4組なので36000÷4=9000円になります。

つまり、1組9000円。男女1組なので、その9000円から女性の上限3000円を引きます。すると残りは6000円。

 

それをみんなに伝えます。

「じゃ、女性3、男性6で」

 

その時、私が見ているのは女性たちの反応とその表情です。

 「私たち、結構飲んでるのに、そんなに安くていいんですか?」

「ご馳走さまです!」

という女性もいれば、

 「あ、財布に2000円しかない」

「細かいお金持ってきてない、どうしよう」

と、お会計をゴネる女性まで、さまざまです。

 

ちなみに「そんなに安くていいんですか?」という女性、口ではそう言っていても、本心は真逆の場合もあります。

でも、そんなこと、顔を見ればわかります。それが本心なのか、建前なのかは。

 

「男がお金を出して当たり前」と思っている女性、あなたは好きですか?

 

自分も飲み食いしているのに、その日が初対面の男性に当然のように払わせようとする女性、あなたはどう思いますか?「カワイイから」「キレイだから」許せる、というなら、それはそれでいいでしょう。

 

ちなみに、もしその会計で女性が不満を持った場合、そのことで悪者になるのは、合コンに参加した男性全員ではありません。

ワリカンと決めて、お金を徴収した幹事の私だけ、です。

他の男性は、私が6000円と言ったから、女性分を除いたその金額を支払っただけであることは女性もわかっていますからね。ただ、たいていの場合は特に問題なく、ワリカン会計で合コンは終了します。

 

さて、ワリカンで終了した合コンのあと、男性メンバーが合コンに参加していた気になる女性を誘ったとします。

 

女性との食事を楽しみ、そして会計です。

「今日は俺が・・・」と男性がオゴった場合。

女性としては「前回はワリカンだったけど、今日はオゴってもらった」となり、印象は悪くないはずです。

もちろん、前回の流れで、敢えての連続ワリカンを選択するテもあります。

かなりのチャレンジャーではありますが。

 

このように、最初の合コンで必ずワリカンにするのは、その先のデートで男性がほんの少しであっても印象や評価を上げやすくするための、幹事としてのささやかな「種まき」なのです。

合コンの時に私がマイナスを引き受けることで、他の男性メンバーに何かしらのプラスになることがあれば、それでいいんです。私のことを「凄い、いい人!」「マジ神!」と思われる方もおられるかもしれませんが、違うんです。

 

私自身が、オゴられて当たり前、みたいな女性が好きじゃないだけです。

そして、そういった部分で、女性だけでなく、人を見定める訓練のようなことを、日々自分に課しているのかもしれません。

 いろんな意味で、男性に屈するようなことがイヤだから、お金も出してもらわない!みたいな頑なな女性はちょっと苦手ですが、自分が飲み食いしたんだから、その分のお金を払うのは人として当たり前、という感覚を持った女性は、人としても女性としても素晴らしいと思いますし、心から尊敬します。

 

ここまで読んでいただいた方で、確かにわらしべさんの考えもわかるけど、やっぱりいつも男性がオゴったほうがモテるんじゃないの?という方。

 

私の過去の合コン参加者にも何人かいました。合コンの会計時、みんなの前で「女子は(お金出さなくて)いいんじゃない?」と言う男性が。

 そして、勝手に「じゃ、俺一万出すよ」と私に手渡します。

 この場合、他の男性はどうなるか?想像してみてください。

出したくなくても、状況的に出さざるを得なくなってしまうんです。だって、ここで出さなかったら、その男性はその場で「ケチ」認定されてしまいますから。

 

私が先のことを考え、メンバーそれぞれの懐事情を考慮しての敢えてのワリカンなのに、そんなことはお構いなしに、自分だけがいいカッコしようとする。その男性は、自分のおかげで女性がタダになったんだぞ、と言わんばかりに女性陣に向かってドヤ顔です。

 ちなみに、その男性は女性をデートに誘った時も、当然毎回オゴっていたようですが、自分がオゴってやってる、という意識が強くて、常に上から目線で、驕りたかぶっていたようです。

 

「奢ることによって、心の中に生まれる驕り」と

「奢られることによって、心の中に生まれる驕り」

 奢ることと、奢られること。

真逆の行為なのに、そこから生まれるのものは同じ。

 オゴることで自分の優位性を保とうとする男性、そしてオゴられることで、感謝ではなく「自分がオゴられるのにふさわしい女性である」と勘違いする女性。

 

そして、金出してやってんだから、多少の暴言やセクハラは許されると本気で思っている男性も数多くいます。いわゆる「お金で解決」するタイプの男性です。

お金を稼ぐ能力は高いのに、人間性には疑問符がついてしまう男性は本当にもったいないですよね。

 

男性は「奢っても驕るな。そして、驕って奢るな」

そして女性は「奢られても驕るな。そして、驕って奢られるな」

といったところでしょうか。

 

どうか、奢らなきゃ会ってもらえないような男性にはならないでください。

そして女性の方、奢られないと会いたくないような男性なら、それはきっとあなたの運命の相手ではありませんよ。

暇つぶしのつもりかもしれませんが、人生にそんな暇つぶしをしているような時間は、案外ないものです。

 

Time is Money(タイムイズマネー) 時は金なり。

直訳すると、「時間はお金そのもの、それを忘れるな」

 

特に会いたくもない人に会って、ご馳走してもらったとしても、あなたはその時間を確実に浪費しているんです。お金に貪欲なのに、自分が「時間という名のお金」を浪費し続けていることに気づいていないのは、なんだか滑稽です。

 

男性のみなさん、そして女性のみなさん。

あなただけの「粋な奢り方」「粋な奢られ方」で、相手とのその日の最後を上手にオーガナイズするのがデキるオトナなのではないでしょうか。